数式の概要

Notionデータベースでは、数式プロパティを追加して、他のプロパティに基づくあらゆる種類の計算や関数を実行できます。数式を使用して既存のデータを操作し、役立つ値を導きだしましょう 🔮
Notion関数は、既存のデータベースプロパティ、ビルトイン、関数を使用して便利な計算を実行できます。
数式の使用方法をいくつか見てみましょう。独自の数式を作成する場合は、以下の数式作成手順をご参照ください →
例1:プロジェクト管理
この例では、3つの数式を使用してプロジェクトの進捗を追跡します。

リンク先のページをワークスペースに複製することで、この例の数式設定を調べたり試したりできます!
| 目標 | プロパティ名 | 数式 | 使用される数式とビルトイン | 
|---|---|---|---|
| プロジェクトの期日を開始日の2週間後に設定する | 期日 | 
 | 
 | 
| 期日が過ぎており、 期日が過ぎており、 | 期日超過? | 
 
 | 
 
 
 
 
 
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| プロジェクトに関連付けられている期限超過タスクの数を表示する | 残りのタスク | 
 | 
 
 
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例2:プロジェクトのブレーンストーミング
この例では、2つの数式を使用してプロジェクトのアイデアをブレーンストーミングし、それぞれの優先順位を計算し、各プロジェクトが受け取る投票数を数えます。
| 目標 | プロパティ名 | 数式 | 
|---|---|---|
| Reach(リーチ)、Impact(インパクト)、Confidence(信頼性)、Effort(労力)からなるRICEスコアに基づいて、優先順位を計算する | スコア(RICE) | 
 | 
| 誰かが投票ボタンをクリックすると、それを総投票数に追加し、そのユーザーの名前をデータベースページに追加する | 投票総数 | 
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(応用編)例3:タスク管理の自動化
この例では、データベースオートメーション(別の種類のデータベースプロパティ)でいくつかの数式を使用し、すべてのサブタスクがDoneとしたときに親タスクをDoneとしてマークすることで、完了したプロジェクトやタスクを簡単に管理できるようにします。
データベースオートメーションには、それらのトリガーに基づいて実行されるトリガーとアクションがあります。数式を使用すると、アクションで使用できる変数を定義できます。

リンク先のページをワークスペースに複製することで、この例の数式設定を調べたり試したりできます!
| 目標 | 作り方 | 使用される数式とビルトイン | 
|---|---|---|
| タスクが | トリガー:ステータスが | - | 
| オートメーションのトリガーとなったタスクに関連する最初のページを見つけ、親タスクを定義する | アクション1: 数式: | 
 
 
 | 
| 親タスクにサブタスクがある場合、すべてのサブタスクのステータスが | アクション2: 数式: | 三項演算子の 
 | 
| すべてのサブタスクが | アクション3: 数式 | ここでも三項演算子を使い、すべてのサブタスクが完了したかどうかを確認します。完了していれば、オートメーションは親タスクのステータスを | 


その他の数式に関するヒント
- このNotionテンプレートは、数式プロパティで2つの日付間の時間を計算します。 
- このNotionテンプレートは、数式を使ってさまざまなアイデアの投票数を数えます。 
- その他の計算式の例はこちらでご覧いただけます → 
Notionで数式を使用できる方法は以下のとおりです。
- この記事で主に取り上げるデータベースのプロパティとして。 
- ボタンアクションで。 
- データベースボタンアクションで。 
- データベースオートメーションアクションで。 
数式データベースのプロパティを作成するには、次の手順で操作します。
- データベースの上部にあるスライダーアイコン→ - プロパティを編集→- 新しいプロパティを選択します。
- 数式を選択します。
- 必要に応じて、プロパティに名前を付けます。 
- 関数の編集を選択します。
データベースまたはボタンで数式を作成すると、数式エディターでその数式を作成および編集できるようになります。下図はその例です。

上部のフィールドは、数式を入力・編集する場所です。エディタの上部に数式を書くと、何が足りないか、あるいは数式が値を返すために何を期待しているかが表示されます。
編集の左側のパネルには、数式で使用できる要素(使用可能なプロパティ、ビルトイン、関数)が表示されます。
左側のパネルにカーソルを置くと、右側のパネルで数式要素が定義されます。また、これらの要素をどのように使用し、どのように構成すべきかの例も表示されます。
データベース行でエディタを開くと、その行の数式の出力結果がライブプレビューで表示されます。

数式でお困りですか?よくある数式エラーとそのトラブルシューティング方法については、こちらの記事をご覧ください →

備考:この機能は、ビジネスプランまたはエンタープライズプランでのみご利用いただけます。
数式を使用して何をしたいかはわかっているものの、どのように構築すればよいかわからないとき。また既存の数式を微調整したいときや、数式にエラーが表示されているものの、修正方法がわからないときも。Notion AIにお任せください。
数式エディターを開くと、Notion AIのフェイスアイコンが含まれたフィールドが表示されます。このフィールドをクリックして、数式を使用して何をしたいかをNotion AIに伝えるか、数式について質問して理解を深めましょう。

Notion AIへのプロンプト例をここでいくつかご紹介します。
- 「タイトルプロパティをURLスラッグに変換して」 
- 「期日を過ぎている場合は⚠️を返して」 
- 「日付プロパティに1日追加して、緑色の太字で出力して」 
- 「関連するデータベースから日付プロパティを返して」(Notion AIはあなた関連のプロパティについても認識しています!) 
- 「この数式の出力を斜体にして」 
- 「この数式のエラーを修正して」 
- 「この数式でエッジケースを処理して」(たとえば、Notion AIは、フィールドが空欄の場合に数式がエラーとならないようにif文を追加できます。) 
- 「この数式は何をするの?」 
プロンプトを入力すると、Notion AIは数式を生成するか、それに関するクエリに回答します。さらに、数式出力のプレビューの表示やタイプを表示のトグルをオンにして出力タイプ(テキストなど)を表示することも可能です。Notion AIによる変更を元に戻せるほか、さらにプロンプトを追加したり、親指アイコンを使って当社に評価を知らせたりできます。
Notion AIを使用して数式を作成、編集する場合、Notion AIは現在以下をサポートしていないことにご注意ください。
- 反復ロジック( - forループなど)。
- random()関数を必要とするランダムな生成。Notionの数式にはありません。「1から10までの乱数を生成して」といったプロンプトは機能しません。
- 以前のプロンプトを記憶する。 
Notion AIは、数式プロパティのほか、ボタン、データベースボタン、データベースオートメーション内の数式をサポートします。
数式は、以下の組み合わせで作成することができます。
- プロパティ。 
- 特定の計算を設定するために使用されるビルトイン関数、演算子、ブール値。例としては、 - +(加算)、- false、- orなどがあります。
- 関数、または数式が特定の出力を返すために実行できるアクション。例えば、 - replace、- sum、- sortなどがあります。
数式で使用可能なビルトインと関数の全リストは、こちらをご覧ください →
